今回は前回から、殆ど進展がありません。ストーリー的には、全く進んでいないとも言えますが、中身はそうでもないと言えるでしょう。前半は前回の続きでして、後半からはとある人物の過去の出来事が、メインとなります。

後半部分からは、ネタバレ要素がちょこちょこと、含まれています。高峰君の事情が、幾つか明かされていくことに。本来は、紗明良より1学年上のはずなのに、何故同級生になったのか。以前から紗明良を知る素振りだが、どうして知っているのか。高峰君は、どういう家柄の子供であるのか。…などと、隠された過去の一部を、語る形となりました。

その中でも彼自身、父親に関して屈折した想いが、感じられるかと思います。彼にとって父親は、とても冷たい人のようですが、今後その辺の詳細も含めて、書く予定です。『非接触』では、登場キャラを最小限に抑えているので、その程度は書いてもいいかな…と、思っています。

高峰君の友人兼悪友の五十三君は、高峰君にとっても紗明良にとっても、今後良い影響を与えるキャラだと、思います。今後も時々、チョイ役で登場する予定。彼は朱里さんが見えないので、その点は残念に思うけど…。敢えて見えない設定にしたことは、後悔していません。審神者の能力を持つ者、それを前提としたストーリーですからね。見えるからには、何かある…?

今回は殆ど進まなかったから、次回はもう少しは前進させたい……